YouTube・ニコニコ動画の著作権侵害について

2011年01月14日

最近、「YouTube」や「ニコニコ動画」などといった動画投稿サイトが人気を集めています。

しかし、これらのサイトに投稿されている動画の中には市販のＤＶＤやテレビ放送をそのままアップロードしたものなど、
著作権を侵害しているものが多く、問題になっています。

日本でも、ジャストオンライン株式会社が運営する動画投稿サイトについて、著作権侵害を理由とする損害賠償請求訴訟が提起され、
第１審の裁判所はジャストオンライン株式会社に対し、約９０００万円の損害賠償を命じました。

一般投稿者が投稿した動画がサイト運営者の審査を経ないで自動でアップロードされる仕組みの動画投稿サイトは、
著作権侵害を理由に損害賠償請求を受けるリスクが高いといえます。

著作権侵害による損害賠償のリスクは年々大きくなっています。

少なくとも、サイト運営者が、アップロードされた動画について第三者の著作権を侵害しているものがないかを確認・監視し、
著作権を侵害している動画については削除するなどの管理が必要です。