弁護士が教える!セクハラの訴えがあった場合の社内調査の注意点について
閉じる
企業向け法律講座ブログ

弁護士が教える!セクハラの訴えがあった場合の社内調査の注意点について

2013年11月01日

従業員からセクハラ行為があったと被害申告があった場合には、会社としては、どのような調査をすればよいでしょうか。

 

 

大阪地裁平成23年9月16日判決「P大学(セクハラ)事件」は、男性教授が女性准教授を飲酒に誘い2人で飲酒した際にセクハラ行為をしたとして、大学が男性教授を減給処分にしたケースに関する判決です。

大学はセクハラ行為があったとして減給処分の正当性を主張しましたが、裁判所はセクハラがあったとは認めがたいとして減給処分を無効とし、減給分の支払を大学に命じました。

 

 

こういった男性の上司と女性の部下が2人で飲みに行く、あるいは出張に行くというケ ースはセクハラのトラブルが頻発するケースの1つです。

セクハラの訴えがあった場合、会社として必要な対応はどういったものでしょうか?

 

 

まず、本当にセクハラがあったかどうかを慎重に調査する必要があります。

 

セクハラされたと訴える被害者、セクハラをしたとされる加害者の双方から、詳しい事 情を聴かなければなりません。

このとき、被害者あるいは加害者の説明に対して、それは「相手が言っていることと違う」とか「それはちょっとおかしいんじゃないか」といったような評価を加えてはいけません。

 

 

まずは、被害者、加害者双方が訴える事実をそのまま聴き取り、正確に記録することが必要です。

セクハラが起こった時のことだけでなく、2人で飲みに行った経緯、どちらがどのようにして飲みに誘ったか、セクハラがあったとされる日以後の2人のやりとりなどについても丁寧に聴き取りをする必要があります。

その上で、被害者の説明と加害者の説明が食い違う場合は、そのどちらが事実かを判断 することになります。

 

 

そのときに確認しておく必要があるのは、加害者と被害者のメールの履歴です。

セクハラ行為が起こったとされる前後で加害者と被害者が交わしたメールの履歴は、裁判所でも重要な証拠とされますので必ず確認しておくことが必要です。

この事件では、セクハラがあったとされる飲酒の後で、被害者が加害者にお礼のメールを送り加害者を気遣う内容になっていたことが、裁判所がセクハラを否定した大きなポイントとなりました。

また、セクハラの被害の申告があった以上、同じ職場に被害者とされる者と加害者とさ れる者を配置して置くのは適切ではありません。

 

被害者と加害者の接触を避けるように、配置転換等を検討しなければなりません。

 

 

セクハラの問題でお困りの方は、ぜひ咲くやこの花法律事務所にご相談ください。

▼ この記事を読んでいただいた方にお勧めの記事はこちらです。 ▼

○ 社内でのセクハラの被害申告があった場合の相談窓口での対応方法 https://kigyobengo.com/blog/labor/608

○ セクハラの被害申告があったときの聴き取り調査の進め方 https://kigyobengo.com/blog/labor/643

○ セクハラ被害の申告に対する対応方法 https://kigyobengo.com/blog/labor/742

○ 労働問題でお困りの方はこちら http://roumubengo.com/

○ ご相談はこちらから https://kigyobengo.com/contact

○ ブログの一覧はこちらから https://kigyobengo.com/blog

 

ご相談はhttps://kigyobengo.com/contactから気軽にお申し込みください。

顧問契約をご希望の経営者の方の面談を随時行っておりますので、https://kigyobengo.com/adviser.htmlからお申し込みください。

なお、このブログの内容はメールマガジンによる配信も行っております。

https://kigyobengo.com/mailmagazinにメールマガジン登録フォームを設けておりますので、ぜひご登録をお願いいたします。

顧問実績170社 以上!企業法務に特に強い弁護士が揃う 顧問弁護士サービス

企業法務の取扱い分野一覧

お問い合わせ状況

昨日のお問い合わせ件数6
今月のお問い合わせ件数44

企業法務に強い弁護士紹介

西川 暢春 代表弁護士
西川 暢春(にしかわ のぶはる)
大阪弁護士会、近畿税理士会/
東京大学法学部卒
小田 学洋 弁護士
小田 学洋(おだ たかひろ)
大阪弁護士会/広島大学工学部工学研究科
池内 康裕 弁護士
池内 康裕(いけうち やすひろ)
大阪弁護士会/大阪府立大学総合科学部
片山 琢也 弁護士
片山 琢也(かたやま たくや)
大阪弁護士会/京都大学法学部
堀野 健一 弁護士
堀野 健一(ほりの けんいち)
大阪弁護士会/大阪大学
荒武 宏明 弁護士
荒武 宏明(あらたけ ひろあき)
大阪弁護士会/大阪大学文学部
米田 光晴 弁護士
米田 光晴(よねだ みつはる)
大阪弁護士会/関西学院大学法学部
渕山 剛行 弁護士
渕山 剛行(ふちやま よしゆき)
大阪弁護士会/大阪大学法学部法学科
弁護士紹介一覧へ

メディア掲載情報

「わかりやすい・説明親切な対応・迅速なレスポンス」を徹底している弁護士として、フジサンケイビジネスアイに掲載されました。
弁護士法人咲くやこの花法律事務所 YouTube
大阪弁護士会
企業法務のお役立ち情報 咲くや企業法務.NET