新築工事、補修工事、リフォーム工事などをしたが施主が工事業者に工事代金を支払わない、元請事業者が下請事業者に工事代金を支払わない、というような損害が典型的なケースです。
リフォームなど工事代金については、工事の途中キャンセルや、追加工事の要求をめぐるトラブル、瑕疵や工事遅延による損害賠償の請求をめぐるトラブルが発生し、紛争が複雑化し長期化しやすいことが特徴です。そのため、仮差押などの裁判上の手段も視野に入れた対応が必要です。また、債権回収を視野に入れた工事請負契約書の整備も重要なポイントとなります。
商品、原材料、機械、車両等の売買に関し、買主が売買代金を支払わずトラブルになる損害が典型的なケースです。
売買代金については、買主の経済的事情による支払不能のほか、買主からの返品や売買目的物の瑕疵の主張などの事情により、買主から支払いがされないケースがあります。
このようなケースでは、買主の転売予定の有無や売買契約書の記載内容を踏まえて、仮差押などの裁判上の手段も視野に入れた対応が必要です。
また、債権回収を視野に入れた売買契約書の整備も重要なポイントとなります。
従業員や役員による横領や退職者による顧客の引き抜き行為による損害などが典型的なケースです。
従業員や役員による横領や退職者による顧客の引き抜き行為による損害については、従業員や役員に対する損害賠償請求を行う必要があります。この場合、まず、損害額を確定することが重要です。そのうえで、身元保証人への請求、公正証書の作成、訴訟、刑事告訴等の手段も視野に入れて債権回収を実現することが必要です。
Web制作会社やシステム開発会社が発注企業に対して制作費や開発費を請求したが支払われない損害が典型例です。そのほか、制作及び開発作業について下請関係がある場合に、下請会社が元請会社に制作費・開発費を請求したが支払われないケースもあります。
Web制作費・システム開発費については、制作完了の有無や機能の追加要求をめぐるトラブル、瑕疵や制作遅延による損害賠償の請求をめぐるトラブルが発生し、紛争が複雑化し長期化しやすい傾向にあります。ケースによっては、制作費や開発費を請求したところ、すでに支払った分の返金を求められるということもあり、その場合はさらにトラブルが拡大します。正しい対応により、迅速な債権回収をすることが必要です。また、債権回収を視野に入れた制作契約書・開発契約書の整備も重要なポイントとなります。
ビルの賃貸事業者がテナントから賃料を回収できない賃料未払いトラブル、住宅の賃貸事業者が賃借人から賃料を回収できない家賃滞納トラブルなどの損害が典型例です。
オフィス賃料滞納、家賃滞納のトラブルは、長期化することにより回収が困難になるうえ、場合によっては賃料滞納者の明け渡しをめぐるトラブル、原状回復をめぐるトラブルに発展します。
これらのトラブルも視野に入れたうえで、滞納が始まった時点で早期に債権回収に着手することが必要です。
人材派遣会社が派遣先に派遣料金を請求したが支払われない、というような損害が典型例です。
派遣料金の未払いトラブルは、派遣労働者の能力等に対する派遣先からのクレームや、派遣契約の途中解約などに起因して発生することが多いトラブルです。 未払いが発生した時点で早期に迅速な対応を行うことが重要です。
荷主が倉庫代金を支払わないという損害が典型例です。
倉庫代金の未払いトラブルでは、保管されている商品の処理も視野に入れた対応が必要です。
場合によっては、保管商品の引き取りをめぐるトラブルに発展しますので、未払いが発生した時点で早期に迅速な対応を行うことが重要です。
内容証明郵便での督促は売掛金など債権回収の有効な手段として利用されます。
債権回収の手段としてもっとも利用されることが多いのが内容証明郵便での督促です。内容証明郵便での督促は、その記載内容が重要です。
記載内容に不備があると、後日訴訟をする際に訴訟での主張と矛盾が生じ、不利益な判断を受けるリスクがあります。
また、会社名で内容証明郵便を送っても効果がないことが多く、弁護士名で送付することが重要です。
支払督促は、裁判所を通じた簡易な手続きで債務者に支払いを督促することができます。
支払督促は裁判所を通じた手続であるため債務者に対する心理的な効果が強く、また、確定すれば差押えも可能というメリットがあります。一方で、債務者から異議が出されれば訴訟に移行する点に注意が必要です。支払督促が訴訟に移行する可能性も踏まえて手続きを行うことが重要です。
債権回収時に分割払いでの支払いを合意する際には公正証書を作成しておけば、支払いが遅れた場合に財産の差押えが可能になります。
分割払いの公正証書の作成では、発生原因の記載、分割払いを怠った場合のペナルティの記載、連帯保証条項などがポイントとなります。公正証書は分割払いが遅れれば、財産の差押えが可能であるというメリットがありますが、一方で、作成内容が不適切な場合、債権回収にとってむしろマイナスになってしまう危険なケースもあり、注意が必要です。
咲くやこの花法律事務所は、500社(2023年10月現在)を超える企業様と顧問契約をしていただいています。日ごろの顧問先対応の過程で、債権回収の相談は相談の多いジャンルのひとつです。そのため、債権回収の代行業務や代金未払いトラブルの対策や解決スキルが蓄積されており、債権回収に強い弁護士がこれまでの積み重ねを生かして、ベストなサポートを実現します。
債権回収の指針となるのが判例知識です。咲くやこの花法律事務所では、毎週、全弁護士が参加して判例研究会を開催しており、債権回収のトラブル分野についても深い判例知識を備えています。また、最新の判例検索システムを備えており、いつでも判例調査が可能です。
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契約書の内容、取引相手、担保権設定の有無、反対債権の有無、支払サイト、契約書の整備状況、債権管理体制その他様々な要因によって、債権回収に関するリスクの大小は変わります。まずは、現状のリスクの程度を把握し、リスク要因のうち改善できる部分は改善することで、債権不払いトラブルが起こりにくい会社にすることが重要です。
債権不払いトラブル発生時に債権を確実に回収するためには、日ごろから契約書を整備しておくことが重要です。
債権回収を意識した契約書が整備されているかどうかで、債権回収の結果は大きく変わります。
不払いが発生して後悔する前に、事前に契約書を整備することが必要です。
債務者から支払いの延期を求められるなど、債権不払いの予兆といえるタイミングでどのような行動をとるかは、その後の債権回収のために非常に重要です。すぐに弁護士に相談し、債権回収のための準備をしておくことが、その後の確実な債権回収につながります。
自社で債権回収のための交渉をしても、連絡が取れなかったり、約束を反故にされることがよくあります。
そして、時間がたてばたつほど、債務者の財産が劣化し、債権回収の見込みが下がります。
弁護士が、支払わなければ法的手段をとる意思を明確にしたうえで、債権回収に臨むことで、早期に債権回収を実現することができます。
債権回収では、裁判所で判決を得ても、その時点で債務者の財産がなく、支払いがされない可能性があることを常に念頭におき、事前に対策を講じる必要があります。裁判前の仮差押えの手続きにより、債務者の財産を保全することで、債務者の財産隠しを防ぎ、確実な債権の回収が可能になります。
債務者の財産の差押え、強制執行により強制的な債権回収ができることは、弁護士に依頼する大きなメリットです。
債権回収は時間との戦いで、時間がたてばたつほど、債権の回収の見込みは悪化します。債権回収について債務者の協力を得られないときは、迅速に財産を保全し、判決を得て、強制執行により債権回収をすることが必要です。
債務者に自社で対応すると、連絡が取れない、支払い期限を決めたが守られないなど不誠実な対応をされ、多大なストレスを抱えてしまいがちです。債権回収は精通した弁護士にまかせ、経営者は事業に専念することが最も合理的です。
債権回収には、内容証明、支払督促、公正証書、即決和解、裁判、仮差押え、強制執行、その他さまざまな手段があります。
そして、どの手段を選ぶか、どの財産を仮差押えするか、どの順番で行うかによって、債権回収の結果は変わります。
債権回収に精通した弁護士だから、ケースに応じた臨機応変な対応で、ベストな結果を出すことができます。
事務所に来所、または電話・Web会議ツール(Zoom、Microsoft Teams等)で、ご相談をお受けする際に必要な弁護士費用です。
初回の相談料 | 2回目の相談料 |
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30分あたり
5,000円+ 税
(顧問契約締結の場合は無料) |
30分あたり
10,000円+ 税
(顧問契約締結の場合は無料) |
着手金とは、弁護士に事件の解決を依頼した場合に、 弁護士が事件の手続きをすすめるために最初に受け取る弁護士費用のことです。報酬金とは、弁護士に事件の解決を依頼した場合に、その事件の成功の程度に応じて事件解決時に受け取る弁護士費用のことです。
着手金・報酬金の決め方 | 着手金・報酬金については、ご相談時に事件の内容や事件の規模、弁護士による解決方針を踏まえて、ご相談時に見積もりをいたします。 咲くやこの花法律事務所では、お客様に安心してご依頼いただくことができるように、弁護士費用について書面による明確なご説明を徹底しております。 |
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着手金・報酬金についての考え方 | 債権回収トラブルに関する事件の着手金、報酬金は、事件の経済的利益の額を参考に、事案の難易、時間及び労力、事件の見通し、事件処理のための特別の調査・研究の必要、事件に要する期間、その他の諸般の事情を考慮して定めています。そのため、個別の事案によって大きく異なりますが、以下では弁護士費用の目安をご説明したいと思います。 |
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